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「口呼吸」と
「ドライマウス」breath & dry mouth

口呼吸について

口呼吸について

口呼吸とは

口呼吸は専門的には「こうこきゅう」と読みます。吸いこむ息と吐く息のうち、どちらか一方でも口から行う呼吸法のことです。また常に開口状態にある、いわゆるポカン口の状態(口唇閉鎖不全)も含まれます。

「子どもの口呼吸が気になる…」という方、また「口がよく乾くけど、これって病気?」といったお悩みを持つ方のために、ここでは『口呼吸』と『ドライマウス』についてご紹介します。

なぜ口呼吸になる?
(口呼吸の原因)

口呼吸になる理由には様々なものが挙げられ
ます。

また以下のような要因が複合的に絡み合うことで口呼吸が起きているケースもあります。

口呼吸の原因
出っ歯や開咬などの歯並びによるもの
花粉症、アレルギー性鼻炎などアレルギー疾患
口周りの筋肉の未発達
(軟らかい食事、メール等による会話の減少など)
スマホや携帯ゲーム機などに集中している時の無意識化のクセ
急激な温度変化による血管作動性鼻炎
就寝中のいびき
過度な運動など

口呼吸によるお口のトラブル

虫歯や歯周病リスクの増加
口の中が乾燥することで唾液の抗菌作用が低下し、虫歯や歯周病になりやすくなります。
口が乾燥しやすくなる
口の中の唾液が蒸発しやすくなり、唇や口の中が乾きやすくなります。
口臭が強くなる
口の中が乾燥することで細菌が増殖しやすくなり、結果として強い口臭を引き起こす原因となります。
体が冷えやすくなる
口の中が冷えることにより、低体温になりやすくなります。
歯並びの悪化
口の筋肉の動きが変化することで、歯並びにも影響を及ぼすことがあります。

子どもの口呼吸について

子どもが口を開けて呼吸をしている「ポカン口の状態が気になる…」という保護者の方の声もよく耳にします。子どもの口呼吸は、単なるクセである場合もありますが、歯並びや顎などの口周りの形が原因となっているケースもあります。

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子どもの口呼吸について

口呼吸をしている子どもの特徴

ポカンと口を開けてテレビを
見ている
口を開けて寝ている
よく唇をなめるしぐさをする
上唇が下唇よりも白くなりやすい
前歯の先端に色の汚れ
(茶渋など)がつきやすい
発音が不明瞭、滑舌が悪い
猫背など姿勢が悪い
(呼吸が浅い)

口呼吸を治すには?

口呼吸を治すには

早めに耳鼻咽喉科や歯科医院へ

幼児を対象としたある研究では、「保護者からの申告では21%の子どもに口呼吸が認められます。

さらに小学校高学年を対象とした専門家による診察を行なったところ、その割合が2倍以上に達した」という報告があります。

それほど幼児の口呼吸は多くの子どもにとって身近な問題であり、また専門家でなければ正確に見分けるのが難しい症状であることが分かります。

お子さんに「口を閉じてね」と言い聞かせるだけでは解決できない場合には、なるべく早めに耳鼻咽喉科や歯科医院へ受診し、お子さんの状態に合わせた方法でしっかりと改善を図ることが大切です。

歯科における口呼吸の治療法
について

歯科では、必要に応じて出っ歯や開咬などの歯並びの矯正治療を行います。

まずは診察をして口呼吸になっている原因を明らかにし、それぞれの症状に合わせた必要な治療を行うことで、自然と鼻呼吸ができるようにお口周りの環境を整えていくサポートをします。

歯科における口呼吸の治療法
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ドライマウス(口腔乾燥症)
について

ドライマウス

ドライマウスとは

口呼吸とあわせて気になるのが、「ドライマウス」ではないでしょうか。ドライマウスは、薬や病気などの原因によって唾液が減る、口腔乾燥症(こうくうかんそうしょう)といわれる病気であり、近年では日本国内で800万人〜3000万人がかかっていると推計されています。

ドライマウスになる原因もさまざまですが、口呼吸によって引き起こされることもあり、また自分では気づきにくいことから、虫歯治療などで歯医者さんに行った時に指摘されて、初めて気づくということも少なくありません。

「口が渇いて食事がしにくい」「口の中がネバネバする」などの症状は、ドライマウスの可能性がありますので注意が必要です。

ドライマウスによって起こる症状

虫歯になりやすくなる
ドライマウスになると唾液による歯の再石灰化がうまく機能しなくなり、虫歯が増えるリスクが高まります。
特に歯と歯茎の境目の虫歯が多くなります。
虫歯の
原因とは?
歯周病になりやすくなる
唾液の分泌量が減ることで抵抗力が下がり、細菌が活発になるため、歯茎の腫れるなど歯周病が進行しやすくなります。
歯周病
とは?
口内炎ができやすくなる
通常は歯茎や頬の粘膜は唾液によって保護されていますが、ドライマウスになると食べ物や歯などが直接粘膜にあたり、傷ついて口内炎ができやすくなります。
舌や歯茎の痛み
普段であれば唾液によって抑えられているカビ菌(カンジダ菌)などが増え、舌や歯茎に痛みが出ることがあります。
のどの通りが悪くなる
唾液によって食べた物を消化したり、食べた物を飲み込みやすくする働きが機能せず、うまく飲み込めなかったり、喉に残るような感じが頻繁にある場合があります。
口臭が強くなる
唾液の分泌が減ることで口臭の原因となる細菌が増殖しやすくなり、また舌苔(舌に付着した汚れ)が洗い流されず、口臭が強くなる場合があります。
味覚障害
舌の表面には味覚をつかさどる味蕾細胞(みらいさいぼう)があります。ドライマウスになると舌が炎症を起こし、味蕾細胞がうまく機能できないことで味覚障害が起こる場合があります。

ドライマウスが気になる方へ

ドライマウスが気になる方へ

ドライマウスも口呼吸と同様に、まずは専門家による診察を受けて原因を探り、ご自身の症状や状態に合わせた治療を進めていくことが大切です。

もし口呼吸が原因となっている場合には、出っ歯や開咬などの歯並びを矯正することで改善するケースも多くあります。

また鼻炎などが原因である場合には耳鼻科的な治療が必要になったり、全身的な病気が原因の方の場合には、そちらの治療も進めていく必要があります。

千里丘駅から徒歩2分の歯医者・あきら歯科では、口呼吸やドライマウスでお悩みの方の窓口となり、症状に応じて他科とも連携を図りながら、根本的な原因の解消に向けたサポートもしております。

少しでも気になる症状がありましたら、遠慮なくご相談ください。

当院の矯正歯科
について
最新の矯正診療日について
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